受発注業務整理

公開日 2026.07.13 著者:株式会社ミチタス

受発注業務を見える化する方法
システム導入前の7ステップ

電話、FAX、メール、Excelが混在する業務では、「何を導入するか」より先に、注文がどこから入り、誰が何へ転記し、例外をどう処理しているかを確認する必要があります。本記事では、現状を1枚の業務フローへ落とす順序を整理します。

この記事で整理できること
  • 受注から請求までを同じ粒度で書く方法
  • 通常処理と例外処理を分ける方法
  • 二重入力や確認待ちを見つける観点
  • システム候補を比較する前に残す判断材料

システム選定前に、現状と例外を分ける

「受注入力を効率化したい」という言葉だけでは、改善対象を特定できません。同じ受注でも、新規顧客、登録済み顧客、欠品、数量変更、締切後注文では処理が異なるからです。先に現状を整理すると、設定で対応できる範囲、人の判断を残す範囲、運用ルールを変える範囲を分けやすくなります。

最初の目的は、きれいなフロー図を作ることではありません。
情報の入口、転記先、判断、待ち時間、例外を、担当者同士で同じ言葉にすることです。

受発注業務を見える化する7ステップ

対象の開始点と終了点を決める

例:「注文を受ける」から「請求データを確定する」まで。範囲を広げすぎず、1回の打ち合わせで追える単位にします。

注文の入口を全部並べる

電話、FAX、メール、EDI、営業担当経由などを列挙します。件数が少ない入口も消さず、頻度を別に記録します。

担当者・システム・帳票でレーンを分ける

営業、受注担当、倉庫、経理、基幹システム、Excelなど、情報を渡す主体ごとに横または縦のレーンを作ります。

入力・確認・判断・連絡を動詞で書く

「受注処理」だけでまとめず、「注文書を読む」「顧客コードを検索」「在庫を確認」「納期を回答」のように書きます。

転記とデータの持ち替えを印づける

紙からExcel、メールから基幹システムなど、同じ情報を再入力する箇所へ印を付けます。項目名の違いも残します。

例外と差し戻しを通常フローから分ける

欠品、数量変更、登録外商品、価格違い、締切後注文、住所不備などを一覧へ移し、判断者と連絡方法を記録します。

工数・頻度・ミスの影響で優先順位を付ける

毎日発生する転記と、年数回の特殊処理を同じ重みで扱いません。頻度、1回の時間、手戻り、顧客影響を分けて評価します。

最小の記入例

順番担当行動使う情報例外・困りごと
1受注担当FAX注文書を確認注文書品番が旧表記の場合がある
2受注担当顧客・品番を検索商品マスタ類似品番を目視判断
3基幹システム注文内容を入力顧客、品番、数量同じ内容を出荷Excelにも転記
4倉庫在庫と出荷日を確認在庫表欠品時は営業へ確認

この段階では、時間を秒単位で測る必要はありません。まず、担当者間で「実際にこの順番か」「別経路がないか」を確認します。

整理後に決めること

Free template

受発注業務フローの記入テンプレート

担当、行動、入力情報、転記、例外、確認事項を1枚ずつ埋められる印刷用テンプレートです。

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参考情報

編集方針:株式会社ミチタスの物流IT・業務整理の経験と公開情報をもとに、特定製品に依存しない導入前整理の手順として作成しています。個別の効果を保証するものではありません。更新日:2026.07.13

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著者:ミチタス編集部

物流IT、BtoB営業、業務整理、提案設計の経験をもとに、特定製品に依存しない導入前の確認手順を作成しています。

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