工数比較

二重入力を減らすと、年間で何時間変わるか。

現在の入力時間から、改善後も残る確認と例外対応を引いて比較します。自社の件数・時間を入力し、前提ごと保存できる計算表です。

400時間の作業が、そのまま400時間なくなるわけではない

1日40件、1件2.5分、年間240日なら、通常の入力・照合は400時間です。ここでは、改善後も1件1分の照合が残り、年120件の例外に各5分かかると仮定します。

自社の前提で計算する

入力はこのブラウザ内だけで計算します。初期値は説明用です。

現状工数 / 年400 時間
改善後 / 年170 時間
差分 / 年230 時間

JavaScriptが使える環境で再計算できます。工数差分は、人件費の現金支出が減る額ではありません。

計算の中身を分ける

計算式と初期値
項目説明用の値
現在の通常作業40件 × 2.5分 × 240日 ÷ 60400時間/年
改善後の通常確認40件 × 1分 × 240日 ÷ 60160時間/年
改善後の例外追加時間120件 × 5分 ÷ 6010時間/年
工数差分400 − 160 − 10230時間/年

現在の例外対応時間は、この簡易計算には加えていません。別に測れている場合は比較資料へ追記します。同じ作業を通常時間と例外時間の両方に数えないよう、計測範囲をそろえます。

最初の計測は、記憶ではなく作業の開始・終了で

「だいたい3分」だけでは、検索・入力・照合のどこを含めたかが揃いません。通常注文10件程度を同じ範囲で測り、例外は分けて記録します。小さな初回計測は見当を付けるためのもので、年間全体を代表するとは限りません。繁忙日、取引先、帳票の違いも確認します。

計測記録の例(架空データ)
受付番号範囲通常時間例外時間理由
EX-001品番検索→入力→照合2分20秒0分通常
EX-002品番検索→入力→照合2分40秒4分旧品番を商品担当へ確認
EX-003品番検索→入力→照合2分30秒0分通常

工数を金額に換算するときの注意

工数差分に時間単価を掛けた値は、比較のための人件費相当額です。給与支出が同じなら、その金額がそのまま現金として浮くわけではありません。残業の減少、別の仕事へ回せる時間、採用の必要性など、実際に何が変わるかを分けます。

導入費、月額利用料、保守、教育、例外の引き取りも比較に入れます。改善後の作業が現状より多くなる入力なら、差分はマイナスになります。その場合も数値を隠さず、運用案を見直す材料にします。

次に試す範囲を一つ選ぶ

件数が多く、帳票の形と項目が安定している入口から、小さく比較します。現状と試行後で同じ範囲を測り、照合や差し戻しが増えていないかを一緒に確認します。

この資料を自社に当てはめるには

掲載した業務・件数・会社は説明用の例です。自社で実際に扱う帳票と担当者に照らし、使う項目を選んでください。

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