最初に変えるのは、抽象的な強みの説明
「確かな技術で、幅広いご要望に対応します」。会社側には意味があっても、初めて見る購買担当者には、自社の部品を頼めるか分かりません。材質、加工、数量、図面の条件に分けます。
変更前の原稿例
確かな技術と豊富な経験で、お客様のさまざまなニーズにお応えします。お気軽にお問い合わせください。
変更後の原稿例
アルミ・鉄・ステンレスの切削加工をご相談いただけます。図面のある部品の試作、小ロット加工を中心に、材質・数量・希望納期を確認して対応可否をご案内します。
後者は説明用の例であり、どの加工会社にも当てはめられる文章ではありません。「小ロット」の範囲や加工材質は会社ごとに確認します。確認できない内容を、伝わりやすさのために足さないことが大切です。
なぜ、この4項目を選んだか
購買担当者の最初の判断は「相談先として合いそうか」です。そこで、①どの材質か、②どんな加工か、③どの数量帯か、④見積に何が必要かを先に出します。創業の思いや設備一覧は、その判断を補う位置に置きます。
5ページを、読む人の質問に割り当てる
| ページ | 読む人の質問 | この例で載せるもの |
|---|---|---|
| トップ | どんな依頼ができるか | 加工内容、材質、相談への入口 |
| 加工内容 | この部品を頼めるか | 加工種別、数量の考え方、図面の条件 |
| 品質・進め方 | どのように確認してくれるか | 仕様確認、加工前の照合、検査の流れ |
| 会社概要 | どんな会社か | 会社名、所在地、担当する人、連絡先 |
| 問い合わせ | 何を用意すればよいか | 図面、材質、数量、希望納期 |
採用が目的なら、働く人が知りたい仕事内容や勤務条件が中心になります。ページ数を先に埋めると、本来の読み手の質問から外れやすくなります。
荷主向け・採用向けの制作例を見る ↗掲載前に、根拠と確認者をそろえる
| 項目 | 原稿に使う情報 | 根拠となるもの | 確認者 |
|---|---|---|---|
| 仕事の種類 | 切削加工、試作、小ロット | 会社案内、受けられる仕事の一覧 | 事業責任者 |
| 材質・寸法 | 対応できる材質と寸法の範囲 | 設備仕様と加工担当者への確認 | 製造担当 |
| 数量・納期 | 相談できる数量、納期の決め方 | 現在の受注条件 | 営業・製造 |
| 写真 | 掲載したい設備・製品 | 自社撮影、掲載可否の確認 | 会社責任者 |
| 問い合わせ | 最初に必要な資料 | 普段の見積依頼と確認事項 | 窓口担当 |
確認が済んだ項目から掲載します。情報が足りない箇所は、社内の確認表に残します。顧客向けページに、確認待ちの作業メモを並べる必要はありません。
公開前に、この順番で読んでもらう
- 会社を知らない人にトップを見せ、「何を頼める会社か」を言ってもらう。
- 依頼したい仕事を一つ設定し、対応可否を考える材料が見つかるか確認する。
- 問い合わせの前に、何を用意すればよいか説明してもらう。
答えが出ない箇所が、情報や導線の不足です。「きれいにできたか」だけで確認を終えないようにします。
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