FAX受注

FAXを残したまま、確認待ちを見失わないようにする。

すぐに取引先の注文方法を変えられない会社向けに、受信後の受付・保留・回答を整理する小さな試行を示します。

受信箱を一つにするだけでは、未処理は見えない

受信は同じ複合機でも、担当者が紙を持ち帰ると、どの注文が入力済みか分からなくなります。そこで「受付番号」「状態」「次に動く人」「回答期限」を一緒に記録します。

受付・保留管理の記入例
受付番号受信時刻状態次に動く人確認事項期限
F-0019:10入力可能受注担当通常注文当日締切前
F-0029:15顧客へ確認中営業数量単位が不明11:00までに再確認
F-0039:22在庫確認中倉庫担当一部欠品12:00までに回答
F-0049:30重複確認中受注担当F-001の再送か確認入力前

まず、一定の取引先・担当範囲で試す

例えば書式が安定している一つの取引先を対象に、従来の運用を基準として、受付表を使った期間の状態を比較します。通常日だけでなく、担当者が休む日や締切前の集中も確認します。

  1. 今の受信から入力までを、一件追って記録する。
  2. 試行対象の注文だけに受付番号を付ける。
  3. 保留は担当者と期限を必ず記録する。
  4. 入力済みは注文番号と照合して完了にする。
  5. 締切時に未処理と保留を別々に確認する。

比較する数字を先に決める

試行前後で比較する記録項目
指標数え方見たい変化
所在確認の回数注文書を探した・誰が持っているか聞いた回数受信後の所在が分かるか
未回答の持越し期限を過ぎた保留の件数確認待ちの見落としが減るか
通常処理の時間受付から入力完了まで同じ範囲で計測受付表の記入負担が増えすぎないか
重複入力元注文と再送が別入力になった件数受付番号で照合できるか

件数が減っただけで成功とは決めません。注文数や担当者が違えば単純比較できないため、期間の条件も並べて記録します。

その後に選ぶ手段は、詰まっている工程で変わる

受信紙を探すなら保管・共有。判読に時間がかかるなら書式や確認方法。転記が多いならデータ連携。未回答が残るなら状態と担当の管理です。OCRを入れる前に、読取後の確認者と誤読時の戻し方を決めます。

取引先へ書式変更を依頼する場合は、「単位欄が空欄のときに確認が必要になるため、個・箱・ケースを記入いただける欄を加えたい」のように、必要な変更と理由を具体的に伝えます。

この資料を自社に当てはめるには

掲載した業務・件数・会社は説明用の例です。自社で実際に扱う帳票と担当者に照らし、使う項目を選んでください。

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